「流行の編成、やりたい編成は見つけた。ただアイテムをどんな順番で作っていいかわからない。」
TFTを始めて間もない方はこのような事態に陥ることも多々あると思います。
今回の記事では「アイテムの作り方の考え」「序盤から優先的に作っていいアイテム」を書いていきます。
もくじ
アイテムの作り方の考え
編成の最終形からアイテムを考える
アイテムの作り方の考えとしては「編成から最終形からアイテムを考える方法」と「アイテムから編成の最終形を考える方法」があります。
一例としてブローラー編成に向かおうと考えたとします。
最終形はおおむねこんな形。
ジャックスの装備はラピッドファイアキャノン型とクイックシルバー型があり、サブキャリーとしてソラカ(主流)かオレリオン・ソル(傍流)があります。
必要なアイテムはグインソーレイジブレード、ブラッドサースター、ラピッドファイアキャノンかクイックシルバー、あとはブルーバフなどのマナを貯めるアイテムや防具アイテムあたりでしょうか。
編成の最終形に必要なアイテムを元に序盤の進行をシミュレーションしてみましょう。
アイテムを作る順番について
アイテムは汎用性の高いものから順番に作っていくのが無難です。
ジャックスの理想アイテムの中だと
- (汎用性高)グインソーレイジブレード(レコン編成・ゼド・アフェリオスでも使える)
- ブラッドサースター(防具として使えなくもない)
- (汎用性低)ラピッドファイアキャノン、クイックシルバー(ほぼジャックス専用)
このような順番です。
なので最初はグインソーレイジブレードから作るとその後の受けが広いです。
これをもとに序盤の盤面図を考えていきます。
序盤の形(前衛)
前衛のチャンピオンは硬さが必要。
現在の仕様では☆が1つ上がるごとにHPが1.8倍、物理攻撃力が1.5倍されるという仕様なので、シナジーを出すよりも☆2のチャンピオンを出すほうが耐久力があります。
今回はブローラーに向かう形なので理想はブローラー2のレネクトン・ブリッツクランクの形にしたいですが、下手に☆1を2体並べるよりは他の重なったチャンピオンを出しておいたほうが勝ちやすいでしょう。
防具を作っても構いませんが、ジャックスの装備はネガトロンクロークを1~2枚使うのでネガトロンクロークを含む装備は保留しておいたほうが無難です。
序盤の形(後衛)
後衛は前衛ほど☆2のチャンピオンじゃなくてもなんとかなる印象ですが、いるにこしたことはありません。
グインソーレイジブレードは受けが広く、作っても損しにくいアイテム。
アッシュやケイルが☆2になるなら一旦それらのチャンピオンに、☆1の場合は少しものたりないのでドレイヴンやカイサに一旦積むのも良いでしょう。
(※カイサに積んだ場合はそのままレコン編成の選択肢もあります)
ブルーバフに関しては素材の女神の涙が防具を作る際にも強力な素材になるので一旦素材のまま保留したほうが無難かもしれません。
最終的に使うのは4コストのソラカなのでアイテム以降がかなり後になりますからね。
ちなみにブルーバフはスキル使用にかかるマナを10下げる+アシスト時にマナ10回復なので最大マナが低いルルやガングプランク、ユーミやゾーイと相性がいいです。
ブローラー編成だと「女神の涙+ジャイアントベルト→リデンプション」や「女神の涙+チェインベスト→プロテクターの誓い」も強力です。
序盤の理想形(おまけ)
運が良ければ1ステージのオーブやレベル4になってから早々にジャックスがショップに並びます。
この形で進行できればアイテム移行も考えなくてもいいので簡単、そしてジャックスは☆1でも序盤極めて強いチャンピオンなので連勝も狙えます。
中盤の形
序盤集めたゴールドで3-2あたりでレベル6に上げ、盤面が弱い場合はそろそろリロールを数回してもいいかなという時間帯。
ここからは徐々に最終形に寄せていきます。
序盤のブローラー2はシナジーとしてはイマイチですが、6まで出ると☆1のチャンピオンでも☆2のチャンピオンに迫るHPになります。
3ステージに入りこのままブローラーで行けそうとなった場合、次に狙うアイテムはブラッドサースターです。
HPが高くなりブラッドサースターのHP割合シールドも大きくなってきますからね。
このように、盤面の進捗に合わせてアイテムを作っていくと「アイテムを作ったけどこの編成にはいらない…」という事態は回避できると思います。
あとはレベルを上げたりリロールをしたりでブローラーの最終形を目指していきましょう。
アイテムから進行を考える
こちらはどちらかというと中級者以上向けの考えです。
落ちたアイテムから最終形を逆算していくことになるため、幅広いアイテムや編成の知識が必要になります。
例えば1ステージで「BFソード」「リカーブボウ」「チェインベスト」が手に入ったとします。
アイテムをすぐ完成させるか保留するか
単純に今作れる完成品を考えると
- 「BFソード+リカーブボウ→ジャイアントスレイヤー」
- 「BFソード+チェインベスト→ナイトエッジ」
- 「リカーブボウ+チェインベスト→巨人の誓い」
この3つのアイテムが考えられます。
ジャイアントスレイヤーはHP1800以上のチャンピオンに追加ダメージを与えるほか、攻撃力と魔力が手に入るアイテム。
序盤は真価が発揮できませんが汎用性の高いアイテムなので作っても良いかもしれないと考えることができます。
ナイトエッジはHPが低下すると相手のターゲットを外せるアイテム。
現環境で装備したいチャンピオンはゼドかベルウェズぐらいで序盤から作るには受けが狭いと言えるでしょう。
巨人の誓いは攻撃をするかされるとスタックが増え攻撃力と魔力が上昇、最終的には物理・魔法防御も上がるアイテム。
数値は大きいものの、スタックを貯めるためにはある程度の耐久力がないと真価は発揮できなそう。
総じてどれも中盤以降真価を発揮するため、すぐに完成させるかはちょっと悩ましいところです。
素材から完成品と盤面の最終形を想像する
ではここでこのアイテムを素材として作れるアイテムまで考えを派生させます。
全パターン考えるととんでもない量になるので、一例としてBFソード派生で最終形のキャリーになりうるチャンピオンに積めるアイテムを並べてみました。
これを見ると「女神の涙を待ってショウジンの矛を作ると受けが広そうだなー」とか「ジャイアントスレイヤーは序盤はそこまで強くないけど後半の受けは広いし作っちゃうか」とか考えられます。
このように、素材アイテムから完成品アイテムと編成の最終形を想起して、それに合わせた進行をしていくというのが「アイテムから進行を考える」という手法になります。
実際はここから「盤面完成の難易度」や「環境的に強い編成かどうか」も計算に入ってきます。
めんどくさいですね。
序盤から作っていいアイテムについて
どんな最終形でも比較的作って損しないアイテムをいくつか書いていきます。
ただし、プレイヤー毎に使いこなせる編成が違うと思いますので、自分の得意編成も加味して作りましょう。
汎用性:高
ワーモグアーマー
ジャイアントベルト2つで作るHPが大きくあがる防具アイテムです。
序盤特に強く、後半も後衛を守る前衛の耐久力を大幅にあげてくれるため作って損することが少ないアイテムと言えるでしょう。
ジャイアントベルトはガードブレイカー以外にキャリーチャンピオンに積むアイテムにならないので早々に使ってしまってもそこまで困らないというのもあります。
ガードブレイカーは強いアイテムですが、無いと編成が完成しないアイテムでもないです。
イメージとしてはジャイアントスレイヤーと似た感じ。
サンファイアケープ
ジャイアントベルトとチェインベストで作る防具アイテムです。
HPの上昇量こそワーモグアーマーに劣りますが、相手のチャンピオンへ回復阻害とHP割合ダメージを与える効果があるため強力です。
こちらもキャリーが使うアイテムをあまり含まないので作ってしまっても損しにくいアイテムです。
汎用性:中
ショウジンの矛
BFソードと女神の涙で作る魔力・マナ回復向上アイテムです。
4コストチャンピオンのオレリオン・ソル、タリヤ、ミスフォーチュン。
理想アイテムではないですがユーミやソラカ、ゾーイやソナでも使える汎用性の高いアイテムです。
進行上でも強いアイテムですし、作ってしまって後悔することは少ないアイテムといえるのではないでしょうか。
難点としてはBFソードを使う点。
ナイトエッジの重要度の高いゼドやスキルクリティカルを出したいサミーラやアフェリオス用のインフィニティエッジを作りたい時に少しだけ後悔するパターンがあります。
アイオニックスパーク
ムダニデカイロッドとネガトロンクロークで作る、近くの敵チャンピオンのスキル使用時にダメージを与える効果と相手の魔法防御を下げる効果のあるアイテムです。
序盤極めて強いアイテムである他、相手の魔法防御を半減させる効果があるため現在の環境では極めて強力なアイテムといえます。
なぜ汎用性を下げてるかというと、環境で猛威を振るっているブローラー編成のジャックスに搭載するアイテムの素材を2つも含むからです。
ブローラー編成にいかないなら即作ってしまってしまってもいいでしょう。
おわりに
今回はTwitch配信のコメントとTwitterで頂いたリクエストに添って記事を書いてみました。
独断と偏見を大いに含む内容なので一概にこの記事全てが正解とは限りませんし、パッチによって優先度や正解が変わるので環境にあわせた形を考えながらプレイしていきましょう。
Twitchの配信では随時質問を受け付けていますので、よかったらそちらも合わせてご利用くださいませ。